弦楽器自慢
今さらですが、私の右腕として今現在現役で働いている弦楽器達を紹介します。
まずは、東海のSilver Starというストラトキャスターが母体のBMKカスタムモデルです。
こちらが全体画像。
基本形状は全く変えておりませんが、元の姿を全く髣髴とさせておりませんw
- アルダーボディ(?)
- メイプルネックにラウンドローズ張り指板21フレット3点止め。手彫りのフルスキャロップ加工。
- 某B○SKERSのストラトから取り外したシングルPUのコイルターンを10解いた上で、流体瞬間接着剤浸透して、アルミ箔でシールドしたPUがFRに搭載、オリジナルのシングルで生き残った1本に同じような加工をしてカバーを外したシングルがMポジに。
- ボリューム・トーンノブは一時期普通に販売されていた透明のスピードノブ。
- 回路的には、全シングルPU各々にアウトフェイズスイッチ、通常の5WAYトグルにFR・FMRが可能となるSWが装備。全てのオプションSWはスライドSW。
- ボリューム・トーン(通常というか全体に効く普通のトーン)・セミトーン(微妙にハイカットして聴覚的にHBみたいになる仕組みのもの。)
- ボディーからネック全体に及ぶカスタムペイント。
このストラトは、私が高校生の頃、前の自宅の近所の家族の旦那さんが亡くなったときに、粗大ゴミとして出されていた別のギターを粗大ゴミ回収業者の手から救い上げた時に、『にいちゃん、ケースもいるんとちゃうんか?』と指差され、もって帰ろうと手にしたケースに入っていたもので、本来の目的の副産物的に入手した品物です。
そもそもストラトは欲しい楽器で、Fender Japanから販売されていたラージヘッドのストラトに憧れていた、そういう時期に入手した品物でした。
幾多の改造や乱暴の末、今現在私の手元にあるギターの中では最も鳴る楽器です。
不可抗力でセカンドメインとなっているのは、こいつ。
Grover Jackson の Kelly。
仕様は、こういう始末です。
- 多分アルダーボディ。
- ネックは大方メイプルで指板はローズ。24フレに手彫りフルスキャロップ。
- PUはBartoliniのラミネーテッドコアハムバッカー。
- エスカッションをメタルプレートに変更、トグルスイッチもブラスに、パーツの金属化に力を投入。
- フロイドローズ系のブリッジは、アームアップが限界まで出来るよう、トレモロキャビティはボディー裏から13mmまで掘り下げてます。
- 回路は各PUにシリーズ・パラレルセレクトのミニトグル、普通の3WAY、ボリュームにトーン。トーンポットはスイッチポットですが組んでませんw
- ボリュームノブはストラトと同じく透明のスピードノブ。
上のHBを取り付けるために掘り下げていたら、トレモロスプリングキャビティまで突き抜けました。
そもそもフロイドローズ系ブリッジの付いたギターが欲しかったダケで購入してます。
楽器自体は確か現金で買ってますが、BartoliniのPUはローン組みましたw
実際のところ楽器本体よりPUの方が高かったのですw
この楽器、1回目のカスタムペイントが完全失敗だったので、上から黒でコートして、塗料を垂らしました。
この塗料は蓄光塗料なので、暗闇で怪しげに光りますw
楽器としての音は、余り便利じゃありませんw
しかし、極端に細いネックであったり、PUを両パラレルにしたときのクリアサウンドはなかなかのものです。
歪みに対しても非常に反応が宜しいです。
何故に不可抗力でセカンドかというと、本来のセカンドであるIbanezの初代7弦ギターのスーパーカスタムギターがブリッジ部分の不具合のため今は仕様しづらいからで、その次のセカンド(事実上サード)ギターは、現在大改造中の初代Ibanezダブルエッジ6弦で、これは完成までまだまだ時間がかかるので、消去法的にこのケリーがセカンドな訳ですが、結構長く使っているので体には馴染んでいる一本でもあります。
私の手に渡った楽器で、最初の姿を留めている楽器はシンバルを除いて一切ありませんw
ベースは2本ですが、今完全起動しているのは0本です。
どう見てもRBX6JMではありませんがw
仕様は、ボディーはアルダーに何らかのエキゾチックウッドが薄くプライされたものでしたが、PUの仕様大変更に伴い、必要となった構造のため、2mm厚のベニヤを貼り付けております。
ネックはメイプルにエボニー。
指板にスキャロップはありませんw
フロントPUは、上のケリーから取り外したHBを分解、再構築したもので、ベースのPUではなくギターのPUです。
リアは、某氏よりリペアを任された時にEDWARDSのSUGIZOモデルより取り外したシングルPU。
回路は、フロント側のシリーズ・パラレル、PUセレクターに、ボリュームとトーン、トーンのバイパススイッチ。
6弦ベースでパッシブというのがなかなか無かったので、とりあえずやってみたところ、音的にはアリでしたが、もうちょっとこだわりたいし、フロントとリアの相性が非常に悪いので、そこらへんも考慮して色々と画策しているところです。
ボディー全体のペイントは、久々に筆で手書きした、絵画的塗装です。
独自の上品なラメ加工も映えております。
いま、ほとんどのレコーディングはこの3本でこなしていますが、ギターに関して言うと、東海以外はIbanezを使いたいので、そのへんのリペアをはやくやりたいのと、ベースの電気系を早く完成させたいと言ったところですねw
起動して無い楽器も、近々紹介しようかと思います。
いい息抜きになりましたw