『うたと死』について。

私が今まで生きてきて最もショッキングなミュージシャンの死は、多分ダイムバッグ・ダレルだと思う。

HIDEも大変ショッキングだった。

日本人で言うなら、日野元彦氏、直接会話したのは長い時間じゃなかったけど、自分がドラムやる上で大変影響受けたし、やっぱりスゴイと思ったし、最後のステージは拝見できなかったけど、点滴を打ちながらの長いドラムソロ、きっと御自身では最後だっていう予感もあったのかもしれない。


ミュージシャンや創作家って、不思議な遺産を遺してくれる、魔法使いみたいだなって思ってます。


彼らを慕うファンや、彼ら自身の創作物、どれもこれも、彼らが亡くなってからも鼓動しているかのように生きてるし、成長までする。



『死』っていうのは、彼らにとって唐突だったり、予期されていたり、いずれにせよ彼らに訪れた終点だと思う。



彼らが亡くなって日が経てば経つほどに、彼らの遺品は強さを増し、人々に意味を感じさせてくれる。



僕は、ジョン・ウインストン・レノンの詩が大好きだ。

私が生まれた年に亡くなってしまったから、同じ時間を過ごしたのは僅かに4ヶ月半くらいだったけど、彼が残したメッセージって今も僕にはストレートだし意味深きものです。



彼らの死は常に悼ましき出来事です。


故に、彼らの遺したメッセージは、彼らに何らかのメッセージを貰った私達によって、生かされ、成長もします。




芸術は深く刻まれた感情が成長する場所です。



その場所は、私達が大事にすれば、それで育つ不思議な要素です。



悼む気持ちと、貰った意味で、育てたいと思います。