電力エネルギーのはなし

先日から、電力エネルギーのことをよくよく考えるのです。


何故って、電力エネルギーって、大きな投資をせずとも、特に権利や壮大な土地や莫大でドロドロとしたコネクションが無くとも、誰でもそのエネルギーのオーナーになれるっていうトコロが実にスゴイと思うからです。



ガソリンという燃料は、便利で安いほうだけど、その取り扱いは非常に危険だし、燃焼するから発熱して、その熱はほとんど再利用できないまま大気に放出されるっていうデカ過ぎるデメリットを抱えています。


その原料の多くが有機体の堆積物やなんかであって短時間で簡単にサクサクと作れるようなもんではないですから、当然枯渇する時も考えられます。


ガス、これもまあ同じように言えるエネルギーで、どうも安心して使えるものではありません。



そこで一番扱いやすく、単純な仕組みだけで安全に、しかも、誰にでも作れて、大した廃棄物をこさえないエネルギーとして一番スゴイと私が思うもの、それが電力です。


電力エネルギーで最も身近なものは一般家庭ではコンセントから出てくる(まあ間違いだけどw)100Vの交流の電力ですが、このコンセントに至るまで、どうしても伝送ロスや変換ロス、そして、電力を製造している人々への支払いとして永遠に費やすコストがあります。


そして、現在の一般電力コストの一部は火力に頼るもので、実際的にクリーンなエネルギーとは言えません。




私が思う発電方法でクリーンなものは、以下に挙げたものです。


  • 振動エネルギー

ちょっと突っ込んだ話ですが、モーターというのは、電力で磁石とコイルに関連した金属とかを引き付けたり突き放したりすることで回転するエネルギーで、逆に、コイルに関連した金属とかを取り付けた軸などを回転させて磁石から遠ざけたり近付けたりすると、電力が発生します。

モーターと近い働きをしながら、全く違う性質で動いているものとして、スピーカーが挙げられます。

スピーカーは、振動を電気信号に置き換えて、波形を再生しているものなので、逆の動作をすれば波形を電気信号に置き換えることができます。

その作用として微弱な電力が発生しますが、これを大規模に効率よく積極的に増幅できれば、立派な電力が作り出せます。


http://www.soundpower.co.jp/products/products1.html


まあ実際にこうやって商売になってるくらいですから、私の発想はこうだ、、、

コンの会場の床にこれ敷いて、公演毎に発電した電力を蓄電施設を積んだ専用トラックかなんかに蓄積していって、まあ自然放電されたらもったいないからマメに売るなり公演で使うなりして、1ツアー終了後にどれだけの電力を蓄積できたか発表するのです。

ヲタはきっと地球を救うと思うんだw


  • 熱エネルギー

人間はだーいたい36℃(私の場合は35.4℃)の平均体温というカタチでエネルギーを放出しまくっています。
この温度ひとつだと大して大きなエネルギーを作れないでしょいうが、長時間座ったままでいる場合が多いオフィスの椅子とか、映画館、高速バス、飛行機、電車、こういったものに人が座ると、思ってるより高い温度までイスとかは温まるものです、こういったトコロに熱量を電気に変換できる仕組みを取り入れたら、1日でもスゴイ量の電力をこさえられると思うんですが、どうかなw


他にも、動くと必ず温まるものとして考えられるのは、自動車のエンジン、マフラー、まあ回転に伴って発生する熱の出るところアソートですわw


余談ですが、"移動エネルギー"ってのも可能性高いと思っています。


熱が生まれると空気が流れます。
その空気の移動により、移動エネルギーが発生します。
移動エネルギーは全て電力に置き換えが可能です。


仕組みはどうあれ、車の横揺れ、縦揺れ、アトラクションの移動、全部これ無駄になってるエネルギーと言えます。


まあ、その移動の量、発生率、変換率、そういったものはともかく、これらをちょっとずつ蓄積したら、電力を取り出せると思うんですよ、移動もエネルギーの一部です。


  • 摩擦エネルギー

摩擦で起こるものは、まんまエネルギーですが、摩擦で生まれる動作は、そのままモーター等の原理作用と同じく、電力をこさえる手段となります。

例えば、自動車が前進すると必ず回転するタイヤ、これってマトモに無視できない発電装置ですよねw

世界は無視し過ぎですw

接触発電だって出来るんだから、そうゆうのとか始めてゆきましょうよねw


  • 太陽光エネルギー


本題です。


太陽光っていうのは、地球に向かってくるエネルギーのうち、もっとも使われずに放置されてる、いわゆる無駄エネルギーです。


太陽光がもたらす最も大きなエネルギーは、紫外線です。


紫外線を含む大きなエネルギー、それが光で、その光を電力に変換するのが、太陽光発電機で、ソーラーパネルとかいうあのけったいな物質です。


色んな話を割愛するとして、世間的に言われるソーラーシステムっていうものの間違いをここでチャチャっと発表しますと、まず最大の間違いは、1システムで1スパン全供給するっていうトコロです。


1システムとは、1軒の家ってことにして、1スパンを1日ってことにしてますが、例えば、1システムで2時間分、この電力備蓄先を12個作れば、1日を賄うことができますよね?

例えば、大変大雑把な計算をするとして、1日おおよそ20kW使うとしてその倍の40kWを蓄電して24時間分としたいとします。
そうすると、1日で約3.4kW蓄電できれば良い訳です。

1日の大雑把な日照時間をだーいたいで5時間とると、1時間で570Wの電力を備蓄できれば良いというコトになります。

まあ500Wも出来れば上等でしょう、夜間とか不在時は使わない訳ですし、常時570W使うなんて余り考えられませんしw

とすると、10W能力のソーラーパネルが50枚あれば良いってコトになります。

ざっと見渡して一番便利そうな10Wのアモルファスソーラーパネルでおおよそ10000円なんで、このまま500Wを生成となると余り効率良くないです、130Wモノでおおよそ70000円なんで、4枚で28万円、
160Wでも大して価格差は無いのでこれを採用するとしたら、3枚で17万円、まあなんとか落ち着いて来ました。


これで電源は用意できたとして、これらの電力を蓄える先が必要となります。


私が考える範囲だと、12V22Ahのシールドバッテリー2台で2時間の電力を賄えるというトコロなんで、2時間分のバッテリー価格がおおよそ17000円、これが12組で21万円となります。


あとは、日にち区切りでチャージ先を切り替える装置と、時間区切りで供給元を切り替える装置、余った電力を売り払うための措置、DC/ACインバータ、ざっと揃えて60万円で立派なソーラーシステムが構築出来ると考えます。


また、こうした小規模発電装置を装備した隣接世帯間で余った電力を売買して、一定の契約の元に電気代を払ったり貰ったりするという仕組みが出来れば、大変大きな独立したエネルギー施設が出来ると思います。


伝達ロスも短く、それぞれの世帯が電力を分かち合うことが出来ると思うのです。







余談だけど、エコロジーの何が間違ってるかというコトについて、私の意見はこうです。


結局、エコという名の下に行われる活動じみたものは、金が掛かるから手が付けられないんです。


で、何故金が掛かるかというと、その活動に必要なエネルギーが燃料起因だからで、その根源のエネルギーをまず太陽光エネルギーで作ること、そのエネルギーで解決する方法を考えることが、最大条件だと思います。


国は、このゴミの処理に金を掛けようとしてますが、これは大きな間違いで、ゴミの処理が義務化されるのもまた間違いです。


人間はとっても利己的な生き物だから、そこを逆手に取らないとうまいこと行きません。


利益にならない、むしろ不利益になってしまう方法での今の再資源方法は、どうしても納得できないもんでしょう。


なら、利益も不利益も起こらない非消費型のエネルギー発生手段でエネルギーを作ってもらえば良いのじゃないかな?


発電床がビル内の歩道や線路の下に設置され、生活してるだけで発生するその電力を過大に電力が必要な産業やシステムの一部に充てれば良いんじゃないの?


人間が自分で必要な電力エネルギーを自分で作れるようになれば、過大に電力が必要な産業やシステム以外の電力に費やされてきたエネルギーコストは全て削減できるんじゃないの?



太陽光発電も、音発電も、人間の英知で成し遂げたすんごいエネルギーだからこそ、そのへんの繁栄に税金を使ったって誰も文句言わないんじゃないの?


あからさまな税金の無駄遣いには絶対にならないんじゃないの?


運送コストがネックなら、その運送コストをクリーン発電でまかなえる仕組みを先に考えるべきじゃないの?







今のエコは間違ってる。





と言いたいダケですけどねw