SW-FAの感想文



先月ようやく観たSW新作の『フォースの覚醒』の報告です。


以下、大々的に内容に関する記述をしますので、内容について知りたくない方とかは見ないでw






















まず、ストーリー性が大変宜しいです。


出だしでいきなり『ルーク失踪』という情報から始まります。


ルーク・スカイウォーカーの地図』というところから話が広がります。


今までに無かった表現のうち、最もよく出来ていたのは、タイ・ファイターを盗むシーン。


急に思い付きで盗んだから容易に盗めない感じと、何がなんでも逃走するために必要やねん感が面白かったですw


それぞれのクロスポイントの時系列を大変短くしてますので、それぞれのシーン間のテンションが高いですね。





新作『FA』は、エピソード4に酷似するシーンが多々あります。


まず、EP4の出だしでヴェイダーが捜していたのはデス・スターの設計図、FAでカイロ・レンが捜していたのはルーク・スカイウォーカーの地図。


どちらもドロイドにより持ち去られ、最初の捜索は砂漠の星が舞台となる。


EP4でルークは両親がおらず、生活から抜け出せない状態、FAでレイは両親が不在、生活から抜け出せない。


砂漠の星からの脱出は共に『ガラクタ』ミレニアム・ファルコン号。


EP4でルークはオビに『ジェダイの修行をしろ』と言われるが拒否、FAでレイはハンに『ファルコンの副艦長にならないか』と言われるが拒否、さらに、マズ・カナタに『フォースを学べ』と言われて拒否。


EP4でデススターはオルデランを破壊、FAでスターキラー基地はホズニアン・プライム及びその星系を破壊。


EP4でのヤヴィンの戦いはデス・スターの破壊で完結、FAでのファースト・オーダーによるディカー攻撃(名称は未確認)はスターキラー基地の破壊で完結。


FAが旧作のオマージュを含むと思われるシーンもあります。


まず、ハンがレンと戦う(めっちゃ精神戦)ところ、EP5でのベスピンにおけるルークとヴェイダー、どちらも父子で、舞台は高い橋のような場所。


ちなみに、SWの重要な戦は、ジオノーシスの戦いとデススターでのオビVSヴェイダーを除いて全て高い場所や落ちやすい場所が舞台。


酒場のシーン、EP4のモス・アイズリー、EP6のジャバの宮殿、そして今回のマズ・カナタの城、全てに酒場のバンドが居ました。


EP2で描かれたコルサントの酒場にはバンドは居ませんでした。


旧作には遠くを見るスコープの中にアラビア数字の表記がありましたが、今回のFAにもありました。


アルファベットは改訂前のEP4のみでしたが、アラビア数字は存在してますね。


スターウォーズ旧6作に必ず出てきた『いやな予感がする』も健在で、今回はハンが持って行きました。





さて。


ここからはFAにて提示されて解決していない部分を列挙します。


※最高指導者『スノーク』の正体

※ハックス将軍の正体

※キャプテン・ファズマの正体

※ジャクーでポーに地図を渡した老人の正体

※ジャクーでカイロ・レンがフィンに違和感を感じている

※レイの親

※ポー・ダメロン生還の経緯

※マズ・カナタの城にあったルーク(アナキン)のライトセイバー

※マズ・カナタの言う『その目を知っている』の意味

※マズ・カナタが保管していたルークのライトセイバーについてハン・ソロが言った『何故これがここに』の意味

※カイロ・レンがソロを刺したときに言った『ありがとう』の意味

※R2がスリープから戻った理由

※カイロ・レンのライトセイバーがとにかく不安定

※レイアはジェダイじゃない


他にも、張られた伏線や未解決部分の多さはかなりなもんです。





こっからは私の考察です。


ルークはベン・ソロをダークサイドから救い出せず、ニュー・ジェダイ・オーダー(名称未確認)の育成を継続せずに失踪。


この際、R2をスリープモードに設定。


地図の大半はファースト・オーダーが持っていると明かされており、それと同じものと思われる地図をR2が持っており、破片はジャクーの老人が持っている。


この老人とルークは大変親密ということであり、またこの老人はカイロ・レンを知っていました。


カイロ・レンは恐らくまだダークジェダイのちょい上、スノークのアプレンティスってとこでしょう。


ルークが地図の一部を抜き取ってしまった理由、そして、抜き取られた部分以外はR2もファースト・オーダーも同じものを持っている、これは即ち、データベースそのものをルークが改ざんなりしたっていう感じがします。


ファースト・オーダーが参照したデータベースは既に改ざんされており、履歴などからR2も同じものを持っているものと考えたはず。


R2の捜索をせずに地図の残りを探したのは、地図の残りを先に手に入れたら良いんやろ?というファースト・オーダーやカイロ・レンの意気込みかな、と思います。


当然、地図を改ざんしたのはカイロ・レンがファースト・オーダーに行った後。


地図を古い友に託し、自分は消えました。


理由を知るのは恐らくルークとマズ・カナタぐらい。


予想では、多分レイはルークの子ですね。


目も青いし。


ジャクーにレイを放置したのは、ルークやレイアをそうしたのと同じ理由でしょう。


スノークが居る限り、強いフォースセンシティブは常に狙われます。


スノークがいつ頃現れたのか、共和国はスノークの存在を知っていたのか、これは大変重要なことです。


スノークが亡霊(若しくはリビングフォースを纏ったクローン)な気がするのですが、だとすると考えられる亡霊は3人です。


スピンオフ小説では、エグザ・キューンの亡霊が出てきます。


なので、もしかしたらエグザ・キューンか、それにあたる新たな人物かも知れないです。


キューンクラスが出てきたら、正直誰も敵わないでしょうw


二人目は、プレイガス卿。


スノークの顔の描写にはムウンぽさがありました。


しかし、ちょっと無理矢理になるかな。


3人目はシディアス卿。


一番濃厚な気がしてます。





スノークがハックスに言ってた通り、カイロ・レンはまだスノークのアプレンティスです。


ハックスはカイロ・レンがスノークのアプレンティスである事を理解しており、また、ハックスはカイロ・レンと張り合ってました。


ハックスが共和国側からの寝返りのような気もしないではありませんが、深読みし過ぎかなw





フォースセンシティブ疑惑のあるフィンついては、血筋ではなくても高いミデイ・クロリアン値があればフォースと協調出来るというのはスターウォーズの設定です。


フィンについて『あの村の出身』と言っていたのは大変興味深いですね。


ポー・ダメロンのジャクー上空からの生還方法の解明もこのあたりが鍵になる気がしてます。


曾てのジェダイ・オーダーは、非常に若い時点で強いフォースセンシティブを持つ者を回収して自らの哲学で育てていましたが、これは間違いでした。


反対に、ルークは強いフォースセンシティブでありながら訓練は年老いてからでした。


更に、フォースセンシティブとして放置されていたレイ、恐らくフィンは全く未知数にフォースの力を持ってる訳です。


ジェダイやシスという括りの中だけがフォースセンシティブではない、これはもしかしたら今回の3部作の根幹かも知れないと、そう考えます。





でだ。


ソロは死んだのかどうか。


基本的にスターウォーズの中では、明確な死のシーンが描かれていない主役クラスは居ません。


モール卿は生きてました。


ウィンドゥですら死んだという明解な描写は無かったですが、どうだか。


つまり、ソロが死んだとする確証が得られてないんですよ。


かなり絶望的ですがw





FAの中でルークのセリフはゼロです。


最後に現れただけでした。


最後のシーンで、自身の右手と共にベスピンで失った、父の造ったライトセイバーをレイから受け取るのに躊躇は無かったように見えました。


ルークがレイをパダワンとするのか、これは大変重要な点です。


また、レイはダークサイドに堕ちるのかどうか、カイロはライトサイドに戻るのか、これもまた重要です。


ジェダイの伝説が夢物語程度のフォースセンシティブが、いかにしてフォースと協調するのか、という点が私の今後の最大の期待値です。


そして、どうやらスカイウォーカー一族の物語は続いているようですから、そのあたりも気になります。


まあ、私が一番気になってるのはスノークの正体ですけどねw





まだ1回しか観てないから分析不足です。


もどかっし〜くぅ〜てぇ〜♪