予想外の数字

TL499について多くの実験を行ってきましたが、どこでどう誤ったか見えてこない種類の誤算が生じたので、急遽電流ブースト回路の導入が必要になりました。


データシート、その他数箇所の情報の通りなら、1回路あたりのICはTL499、78系3レギ、何らかのPNP接合の高Hfeトランジスタ、となり、これによって生じる付加的なパーツとしてチップ抵抗が1個、セラコンが2個、逆流防止ダイオードが1個となり、回路面積そのものを大きく変更する必要が出てしまいました。


結果的に今最も有力な方法が、電池面積を犠牲にしても1枚の両面基板上にLEDマウント以外の回路を集約することで、結果的には確かに理想的な面積消費にすることが可能かも知れません。


そもそも、ボタン電池LR44を6個スマートにマウントするというのは工作的に大変器用な出来事ですし、お手製量産には向かない方法でもあり、ここ1週間くらいはその方法について再度もんのすごく悩んだりもしてましたし、そのついでというか、何と無しに思いついた解決策が今まさに採用されなくてはならないことにもなってきました。


さらっと述べると、電池1個の長さがおおよそ11.6mmとすると、単純に長消費が69.6mm、今回の電源設計の見直しに伴い、電池は全て並列とすることになりましたので、容量として600mAhが稼ぎ出せます。


仮に単純消費としてフツーに予定通りのLEDを接続しちゃうと15時間しか耐久しませんが、仮にTL499の出力電流を5mA程度あたりまで制限出来たとして、その後の電流をブースト回路で賄うとすれば、当初の予定通りの数字近辺は叩き出せるということになります。


結局、TL499から電流ブーストまでの回路をしっかりと実験する必要性が出てきたので、こないだ作成したTL499〜3レギの実験基板は作成後ボツってことになりますかorz


そういう訳なんで、TL499〜電流ブースト回路までの実験基板が必要な事態となったので、通常パッケージ部品での実験用基板と、同時に面実装部品での実験基板も作成ということになります。


本当はLR44用の電池ホルダーを使いたいんだけど、グリップ部分の内径に収まらないということが既に判明しているし、そのために外径を大きくするのはどうしても避けないといけませんし、平面マウントに変更したところで今回の基板企画変更で縮まる回路長には匹敵しないっぽいし(適当だーwww)、独自性を出すにはそんくらいの苦労はありっちゃあありだw


まあ、ある程度の方向性が固まりさえすれば、電池ホルダー部分の樹脂部品くらいは作ってみても良いかな、とも今は思い始めていますw







あーあ、今日は異様に頭使って脳は抜群に活性化されましたw







8月を貧乏に乗り切るために、今月はひたすら企画と回路の見直しに費やしたいところだけど、そろそろカタチにもしないと実現には全く程遠いということになっちゃいますしw







焦らず急ごう!