ベーシスト
世の中に居るベーシストで、今も生きてる人の中では、ビリー・シーンが一番好きだし影響受けてるんだけど、私『ベーシスト』として影響を受けているのは、steve vaiなんだな。
その他には、keith emerson、ravi shankar、とにかく、ベーシストたるベーシストには余り影響を受けて無いんです。
私が一番思ってることなんだけど、楽器がウマくなりたかったら、他の楽器から影響受けたほうが力は付くってこと。
ギタリストなら管楽器だったり、ドラマーなら弦楽器だったり、鍵盤ならボーカルだったり。。。
やりたい楽器の奏者に強く影響されると、伸びなくなります。
歌い手が一番大事なのは、歌以外の音がなんでそうなのか、知ることでしょう。
歌のメロディの周りに居る『音』を聴けば、メロディが欲しがる歌い方、欲しがらなくても強烈な印象を与える歌い方、そういうもんが見えてくるもんでしょう。
楽器で『唄う』人にも、やはり同じコトが言える訳で、即ち音楽とは、『他人を知る事』であり、他人を知らずして出る音は全て、『未然』と呼べるんじゃないかな。
他人の定義は様々で、共演者、お客、友人、敵、理念、主張、自分自身、存在、無意味、、、全部他人と捉えても大丈夫な訳で、さらにそれは一刻にして姿を変えたりもする、油断できない相手です。
音楽がミステリアスであるためには、楽器は常に『たかが道具』より上になってはいけません。
楽器を歌わせるのは技術でも機材でもなく、頭に棲む心の結果なのです。