スターウォーズを解説する試み。 Part4



4回目は『メイス・ウィンドゥ』について紐解きたいと思います。

マスター・ウィンドゥは、ジェダイ評議会のメンバーとしてはオビ=ワンと同じく若目に感じますが、マスター・ヨーダに次いで発言の力が強いように見えます。


マスター・ウィンドゥは、とにかく強い。


パワーも、能力も、発言も、そして顔もw


マスター・ウィンドゥは、ライトセイバーのフォームでは『ヴァーパッド』という技の習得者で、この技を手にするには、精神状態を限りなくダークサイドに近付ける必要があり、とてもギリギリな技です。


実際、ヴァーパッドの効果はジオノーシスやコルサントでのセイバー戦で観ることができます。


マスター・ウィンドゥの欠点は、過信であったと考えています。


マスター・ウィンドゥの死の場面は結構派手ですが、シディアス卿は、セイバー戦でマスター・ウィンドゥがシディアス卿を上回ったように見せ、予測通りアナキンに攻撃させ、マスター・ウィンドゥの判断力を狂わせたのです。


詳しいことはシディアス卿やアナキンの時に書きます。


マスター・ウィンドゥが、アナキンを信じていたという揺るぎ無いシーンがあります。


アナキンが『選ばれし者』であるとし、アナキンにパルパティーンへのスパイを命じ、アナキンからパルパティーンの正体を告げられたときも疑わず、アナキンが指示に従わずパルパティーンの部屋に戻ったときも彼を強く抑えようとしていません。


これは全て、マスター・ウィンドゥの弱点の露呈と言えます。


アナキンに対して疑いがあれば、アナキンの言葉を鵜呑みにせず、もっと綿密にシディアス卿を滅ぼしに行ったでしょうし、アナキンが部屋に戻ったと同時にアナキンを失神させるとかしたでしょう。


アナキンに対して疑いを持っていない状態は、とてもじゃないけど賢明とは言えないでしょう。


マスター・ウィンドゥは、シディアス卿によってコルサントの街に放り投げられたとき、ダークサイドの強さを痛感した事でしょう。


これは描写が無いので解らないですが、当時のジェダイの殆どが『真剣なシス』と会ったことの無かった状態でしたから、いかにジェダイが無知であったかを考えると、シディアス卿の思惑は案外容易かったのかな、なんて思ったりします。





次回は『キット・フィストー』についてやっていこうかなって思います。