FAIL OUT FROM DYING

SOME KIND OF MONSTER

死の予約が迫っている
生贄のように恐れの眼差しを与える
誰のものでもない
誰の意思でもない
誰の未来でもない
誰の悪意でもない
ただ消えることを望んだだけなのに
クソ忌々しいこの脳が
大して生存意義を為さないこの脳が
自己防衛的に怒りだけ残して
先に進む道を砕いて笑っていた
手を伸ばすだけでよかったのに
未知のために恐れ
儚い人間の終息を見たいばかりに
ただ生きている
ただ動いている
意思を持って作るものは
偉大なる過失
壮大な失意
完成された無関心
全部がクソに思えても
そんなものをただ量産して
息をして
大地を食い荒らして
いつのまにか笑っている
意味の無い未来のために
見たくれの平和や安心のために
もう生きていられない
お前が死ぬときがあるのなら
そのために生きるしか
選択の余地がない
全てが死から落ちた結果だから
有機体として呼吸する




愚か過ぎて潰される前に
血まみれでも歩いてやる