武道館の卒業式に行った結果、今現在私に残ったものを記録する。
2012年5月18日、私の崇高な姫である新垣里沙姫と、常に私の癒しであった光井愛佳さんが、モーニング娘。を卒業しました。
場所は日本武道館、石川梨華さんと高橋愛ちゃんの卒業式のあった場所で、小春を始めて見た場所でもあり、10期を始めて見た場所でもあり、初めてあやっぺを生で見た場所であり、何よりも、The Beatlesの日本の聖地の一つです。
そういう意味で私にとって武道館は、とてもヲタヲタしい場所となっています。
今回の卒業式、それまでの沢山の時間を、ちゃんと記録しておきたかったので、記憶を存分に使って、書いておきたいと思います。
私が新垣さんを本格的に推すきっかけとなったのは、恐らく私が命拾いをした時から後、正月ハローのステージで初めてモーニング娘。を生で観た時からでしょう。
今でも覚えてるのは、あの時は主たる目的が松浦さんだったハズなのに、結果的にライブが終わって会場を後にするときにはすっかりモーニング娘。が大好きになってたという感覚です。
そのステージで、とりわけ笑顔が凄まじかったのが新垣さんだったと記憶しています、もちろん主観です。
それから、モーニング娘。に対しては一切のブレも無く、新垣里沙という人物を中心に応援という格好で自分の生命を繋いできました。
新垣さんが10年9ヶ月もモーニング娘。であったのは、色んな巡り合わせの結果だと思っています。
私が始めてモーニング娘。のライブに参加したとき、私には『仲間』が居なくて、ただそこにモーニング娘。が居る、という理由で参加していました。
初めて、モーニング娘。の現場に関わる『仲間』が出来たのは、2003年『NON STOP!』の千秋楽前日、そこで出会ったハムちゃんとしみけいさんでした。
その繋がりは松浦さんに関わるもので出来た訳ですが、そこから急激に仲間の輪が広がりました。
私の人生でそれまで一切体験したことの無かったもので、それはもう色んな人が居ましたし、人数も濃さも本当に桁違いで、ある意味最もハチャメチャなヲタ活動時期だったんじゃないかなと思います。
その頃は、私が『里沙姫ヲタ宣言』をした事自体がネタのような雰囲気になっていました、私は真剣だったですけどねw
2003年は、本当に色んなレベルで新鮮さが半端ではなかったと記憶しています。
そして、時間が経過すると、仲間の輪そのものに変化が訪れて、現場が変わる人、会えなくなった人、色々と問題があったり、今となっては過去の出来事としてありますが、本当に面倒なことも沢山ありました。
結果的にそういうのは、現場とは関わりなく、人間として然るべくして起こったことも多々あるように思えます。
正邪を判断できるほど私はちゃんとはしてないですけど、恐らくそうやって人間は育つんだろうな、と思ったり。
私にとって最も大きな変化の始まりは、5期から卒業するメンバーが出たときです。
その時点で、モーニング娘。に於いて新垣さんは既に上から3番目の人になってしまう、ということだった訳で、今までは『モーニング娘。の中の新垣里沙』を応援して生きてきたのが、方向性を変えた瞬間でした。
そうして始まったのが、『踊れ!モーニングカレー』で、この初演には、巡り合わせとサプライズで最前列センターでの参加となりました。
今でも鮮明に記憶している初演で、内容の殆どは忘れていません。
あの頃は、本当に『新垣里沙ありき』という感覚でした。
そして、前にも後にも、私が唯一黄緑のヲタシャツを着て参戦した1公演も、このツアーでした。
そして、このツアーで急激に仲良くなったのがスカイさん、そして、突然出会ったまつ。でした。
田原さんやえるえるとも沢山ツアーに参加しました。
そして、このツアーが私のヲタ活動史上初めて10公演以上入ったツアーで、初演と千秋楽両方に入った初めてのツアーでもありました。
言わば、いまのスタイルの原点が『カレー』だった訳です。
『SEXY8BEAT』は、初演に入った身内の少なさが印象的でした。
人生初の座間でした。
このツアーは吉澤ひとみさんの卒業ツアーで、これが終わると同時に、新垣里沙という人物にとって先輩は居なくなる、というツアーでした。
このツアーの想い出は本当に色々あって、まつ。の知り合い達に初めてちゃんと出会ったツアーでもありました。
この頃は本当にもうどこに行っても『えるえる伝説』みたいになってたような記憶がありますw
えるえるに関する面白過ぎる出来事って、このころ一番ピークだったような気がしますw
ガキヲタとして一度最大のピークを迎えたのは、『ボンキュ』のときで、この時初めて新垣さんの誕生日を当日にライブで祝うという行為に携わりまして。
これが結構に印象的だったのは、このツアーの途中で新垣さんが腰を痛めてパフォーマンスが充分に出来なかったのですが、誕生日当日にパフォーマンスを再開、『みかん』の初披露、とまぁ、印象的過ぎたのです。
非常に大きな出来事だったので、その直後の名古屋での田中っちの生誕記念日公演も特に楽しかったというか、印象的だった記憶があります。
ガキヲタとして、この頃から『卒業』というものを意識していました。
新垣さんが卒業しようとする、若しくは卒業に向うという考えが出てきたのは、ちょうどこの頃だったです。
専らライブの現場主義をとことんに近い格好で貫いていたので、正直なところ『関知していない新垣里沙』も多々あります。
特に、握手を伴うイベントに関して言うと、人生で新垣さんと握手した回数は恐らく10回です。
どうしても『近い人』にはなれなかった。
そのようにしたくなかった、というのが正解でしょうね。
言葉が不要な場面のほうがよっぽど楽しめる、それが私にとっての『ライブ』です。
だからこそ、ここまでガキヲタをブレずに続けられたのだと思います。
そしてやはり、私がモーニング娘。の応援を続けられたのは、数え切れない巡り合わせの結果であったなと、思います。
新垣さんの卒業に関するアナウンスは、常に緊張感を持って待機をしていたので、最初におーばさんから聞いたときも、絶大なショックというのは無かったですが、時が来た、という感じはしました。
私の現役娘。ガキヲタ人生は9年と5ヶ月ぐらいです。
新垣さんの存在を知ってからだと、10年は超えました。
そして、この1年は、どんなに長くても、変化しないものもある、反面、変化するものもある、というのを、これでもかと思い知らされた1年でした。
8年と5ヶ月に渡ってモーニング娘。の中で本格的な推し増しはせずに来れましたが、ファンタジーDXで生田衣梨奈さんに陥落したときから、実に良いペースで娘。内での推し増しが拍車掛かっています。
本当なら面倒なハズなんだけど、9期が入ったコトで娘。内での推し増しが非常にスムーズに出来るんではないかという見解が出てきました。
そのぐらい私にとって9期そのものは大きいめのショックでした。
それまでモーニング娘。だと思ってたモノが変化を始めて、というか凶変して襲ってきた、それが『ファンタジーDX』。
そして、大きな変化をしない時代、その中で着実に『プロフェッショナル』なモーニング娘。を構築した高橋愛ちゃんの卒業があり、モーニング娘。そのものへの私のアプローチが大きく変化した『愛BELIEVE』。
そして、今回のツアー『ウルトラスマート』は、とても長いものでした。
2月18日から5月18日まで、その間に、本当に色んなコトがありました。
一番印象的なのは、ばばちゃんの死、それと、愛佳の卒業です。
ばばちゃんは、東京厚年前で見掛けた事がありました。
新垣さんにとって非常に大きな人物を、ツアーの序盤で亡くしてしまうという出来事は、そこからのツアー自体を非常に引き締めるものとなりました。
今回のツアーは、私自身19公演も参加させて戴きました。
全体の約52%です。
全てに参加出来ない状態で、半数以上に参加出来たのは、非常に光栄です。
色んな想い出が沢山出来ました。
多かれ少なかれ、苦労もありましたが、武道館公演が終わって会場を出るとき、とんでもなく清々しい感覚がありました。
この感覚は、実は『愛BELIEVE』には無かったものです。
『愛BELIEVE』というツアーは、全10公演、1ヶ月にも満たないスケジュールで行われ、本当の意味で余裕の持てないツアーだったと記憶しています。
その中で、私のカテゴリーにはずっと無かった『踊る』という面が非常に大きな意味を持ってきて、『愛BELIEVE』が終わった時には確かに大きな手応えと展望が開けていました。
ただし、それは次のツアーまでの長い時間、お預けになるという条件付きだったので、非常にもどかしかったです。
それに、新たに10期が加入して、すぐのイベント関係には行けないまま、結構な時間を過ごしてしまったので、ある意味で『愛BELIEVE』を大きく引きずる結果にもなってました。
その間に、推し増ししたえりぽんがガキヲタになってしまい、とてつもなく面白い9期バスが開催され、色んな場面を横目で見ながら、10期お披露目イベントに参加するまで、長い充電がありました。
決して悪い状態ではなかったけど、待ち遠しいという感覚の強さは半端では無かったですね。
春のツアーのスケジュールが出てきて、ある程度決めた段階で、新垣さんの卒業が正式にアナウンスされて、耐性は作っていたつもりでもやはり本当に色々考えました。
ただ、その時点では既に私の中では大きな比重があって、それが『モーニング娘。』になっていたので、次のツアーは大変なことになるなと、その予感は大きかったです。
でも、私はどうやってもガキヲタ、というか里沙姫の下僕です。
運良くLABOに参加も出来たとき、結局新垣さんに私が言わないといけないコトはたった一つで、それはどうやっても変化させられなかった。
あのイベントで唯一違うことをしたとすれば、生田衣梨奈さんに2推しをカムアウトしたコトですかねw
恐らく、あのラボに参加していなければ、この現在の流れも無かったんじゃないかと思うと、あーこれはやちまったなぁと思いますよw
で、そんな中で始まった『ウルトラスマート』は、まず初日の八王子に行きました。
初日というコトもあり、初演もあり、という意味で、非常に今でも鮮明に記憶してる公演です。
あの頃は、私の周りでも色んなメンタルの躍動がありました。
色んな仲間に再会したり、一緒に公演に参加したり、その中で起こるべくして起こってる面と、そうでない面、どっちも沢山あったと記憶してまして。
あの八王子の2公演は、ツアーの始まりを物凄くハッキリと自覚はさせられましたが、卒業は全く視野に入らなかったです。
それは、ツアーが長かったからですね。
初演から新垣さんはカウントダウンしていましたが、『愛BELIEVE』の初演からのカウントダウンとは、意味も方向性も違ったなぁと、今はそう感じてます。
重さや重要性というコトで言うなら恐らく同じ重さなんだろうけど、確かに『卒業』を自覚させるカウントダウンでは無かった。
だから、いざツアーが始まって、進んでゆく中でも、結構内容に対しては『楽しさが半端ではない』という感覚が大半でした。
もちろん、公演の中身の部分部分で急激に高ぶる部分はあったりもするんだけれど、『愛BELIEVE』の時は存在した『危険エリア』は、然程多くは無かったと思いました。
とにかく『楽しめるツアー』という印象が強くて、常に次の参加予定公演が待ち遠しい日々を送っていたと思います。
参加するにあたっては、普段の普通のツアーに近い感覚もあったり、だが実際は新垣里沙の卒業ツアーであったり、、、
アンビバレンスな要素がたっぷりなんだけど、起伏は浅い目で、進められました。
ツアー中参加した公演での大きな山は、ばばちゃんの死、香音ちゃんの凱旋、愛佳の凱旋、りほりほの凱旋、中野、2回目の大阪、武道館です。
ばばちゃんが亡くなったのは3月9日、ドリームの武道館の前日です。
そして、この翌週は香音ちゃんの凱旋でした。
ここの精神的なタイトさが、多分大きく響いたんだと思います、自分に対して特に。
この香音ちゃんの凱旋の日の『歩いてる』の重さったら無かったもん。
重いって言うか、空間が『澄んでる』のに、とっても『騒がしい』という感じですよね。
私はそっちのほうは否定も肯定もしませんが、とにかく会場の空気そのものは、特にあの瞬間は『ばばちゃん』に向いていたんじゃなかろうかと思います。
あの名古屋に入った結果、やっぱりなんか覚悟した、ばばちゃんがとっても大切に応援してた新垣さんの卒業が、このツアーの最終日、というコトに対してね。
そういうのがあって、迎えた愛佳の凱旋でした。
愛佳については、特にハロテンの時から、物凄い惹かれてました。
敢えて推し増ししなかった、というぐらい、本当に私の中では上位なモーニング娘。のメンバーだったです。
色んなトラブルを経験して、本当に大きな人になったなって思います。
『ファンタジーDX』で故障したときも、またその一つだなって思ってたんだけど、想定外の長さ、挙句には『愛BELIEVE』に参加できず、千秋楽にはステージに上がれた、というレベルだったし、本当にこのまま卒業か引退してしまうんじゃないかって、物凄い不安でした。
でも、正月のハローでソロを歌ったりしてるのを見て、あー、やっぱりこの人は凄いなって思いました。
そして、今回の『ウルトラスマート』ではツアーの内容に対してイメージ的には半分は参加していたし、コーナーではうまいことこっちをいじってくれるし、本当に楽しかったです。
この時点ではもちろん、これが最後の凱旋であるなんて一切思ってなかった、ただ、心のどっかには『重要さ』が居たんだとおもう、故に行こうと思ったんだと思う。
結果的には、やっぱり行って良かった。
参加して本当に良かったと思えました。
スケジュールのタイミング的には、もうそろそろ病院で経過を聞こうか、という頃だったハズだし、タイミングとしては、ガキバスの翌日に診断を受けていて、ツアーとしては、その結果を踏まえて参加する最初の場所が広島だった訳で、終わってみれば今回のこの広島は、とってもヘヴィだったんじゃないかな、と感じています。
りほりほの凱旋には、烈に誘ってもらって凱旋企画の一端に参加させて戴いたり、本当にもう楽しかったし、物凄い達成感がありました。
そんな凱旋の中で、唯一の違和感が、愛佳MCコーナーでヲタのエーイングに対しての最後の『、、、うるーさい、、、』でした。
妙にいつもと違って、心に残っていました。
憶測の域は出ないけど、やっぱり彼女の中では何かを感じたんでしょうね、そういう風に見えました。
中野の前日、愛佳の卒業がアナウンスされました。
一気に中野以降の意味が変化しました。
色んな意見があったのは確かでしょうが、どう考えても一番辛い思いをしたのは愛佳でしょう。
彼女の性格からして、多分余計なぐらい新垣さんに対して申し訳ないという思いを抱いたでしょうし、実際声に出して言ったかも知れないです。
9期にしてみれば、光井愛佳という人は本当に大きかったでしょう。
愛佳無しでは成し遂げられなかったであろう『ファンタジーDX』ですからね。
6期にしてみれば、本来なら自分達がするポジションを愛佳に任せていた部分もあったハズだし、そういう意味でも今回の結果は、重かったと思いますよ。
モーニング娘。でなければ、本当に乗り越えるのは無理だったと思う。
今回このタイミングでの卒業を決めたのは、本当に大きい組織としても莫大な決断だったでしょう。
だからこそ、中野以降のモーニング娘。には特に『尋常ではない覇気』を感じました。
情報量が多い、というのはこういうコトを言うんだろうな、なんて思いました。
中野日曜日の昼、『歩いてる』の途中で、ふと色んなことを思い出しまして。
この『歩いてる』という曲は、『カレー』のアンコール明けの曲で、千秋楽のときのよっちゃんのタイトルを言うまでの『溜め』があり、その直後に愛佳が加入、よっちゃんの卒業発表があり、、、というもので。
私の中ではこの『歩いてる』という曲は、何故だか光井愛佳のイメージがあります。
時期のせいでしょうが、『カレー』の千秋楽の印象的な『歩いてる』の直後、ハロコンのあった横アリで外周を走ってる愛佳を見て、何でだか笑顔になれた。
あー、この娘がモーニング娘。に入ってくれてよかったと、そう思いました。
あの時から時間が経過して、光井愛佳という人に対しては本当に沢山の感謝があって、本気で楽しい人だと思ってたので、これからのモーニング娘。には絶対必要な人だと思っていた。
そういう考えが一気に走馬灯して、ついついと涙が出てきてしまったのですよね。
中野の最後は、私のヲタ人生の中でも5本の指に入る5連番でした。
何故かって、それは言葉に出せないコトだけど、本当に感謝の気持ちがいっぱいあった。
あんなハチャメチャだったけど、あそこまで楽しい連番もまぁなかなか無いなとw
事件性よりも、充実感の果てしない5連番でした。
2回目大阪の最後の1公演はホールラストで、実質的に通常のセットリストをやる最終回、ある意味では千秋楽。
奇跡的に4連番を組めたので、もう全力です。
感覚的に『ファンタジーDX』の千秋楽に非常に似た感覚がありました。
全力というか、会場の空気がもう最高だった。
暖かい、楽しい、という感覚のでっかい塊です。
あの公演は、今回のウルトラスマートの本体として、本当に最高だった。
そして、中野から急に始まった『動揺』が、頂点になったのもこのあたり。
本当に終わろうとしている、そう実感したのです。
もちろん、私としては、これからもモーニング娘。に携わって行くでしょうから、何一つ終了では無いんだけれど、確実に『娘。ガキヲタ』が終わるんだなって、実感しました。
あの夜公演でした。
武道館まで、本当に長い長い時間がありました。
これは、モーニング娘。の通常のツアーでもあったけれど、新垣里沙という人と、そして光井愛佳という人が、次のツアーからはステージに物理的には居ない、というコトを意味します。
新垣さんの卒業で、ごっちんの居るモーニング娘。に居たメンバーは居なくなりました。
現役メンバーの参加だと、シャボン玉以前の曲はオリジナルメンバーの居ない状態となります。
一見寂しい様子だけど、こうやってモーニング娘。は大きく飛躍するんだから、むしろ今の私としてはとても楽しみです。
自分の卒業で歌う曲に『Never Forget』を選び、『Happy Night』を選ぶような人も居る訳だ。
今は違ったとしても、後からでもそういう歴史やなんかが染み込んで、突然『NIGHT OF TOKYO CITY』を歌いだすようなモーニング娘。もあるかも知れない。
モーニング娘。への期待、というのは、そういうのも多少は含まれてる、というコトです。
武道館の公演は、セットリストの大きな変化がありまして、実は100点ではなかった。
そこが問題にならないぐらい素敵なステージだったのは、これは事実です。
今回、ノリさんのでっかい厚意と、仲間としての心で、最前列を譲って戴きました。
これは、これこそ言葉や代価のあるモノではありませんが、本当に感謝しています。
私があの場所でモーニング娘。のツアーの千秋楽に参加して、里沙姫と愛佳の卒業に、ワイパー氏と連番する、という出来事は、本当に奇跡以外の何でもなかった。
気持ちとしては、あの会場のどの場所に居ても、心を研ぎ澄ますだけの自信はあったし、実際それも出来たでしょう。
あの公演のすべて、ではないけれど、殆どは、映像として記録されてて、今後リリースがされます。
だから、余計に印象深い公演となるのは確かです。
最前列で参加出来たコト、これはもう一生涯の大きな宝物です。
『鈍感』を歌う愛佳、その後ろで、一番世話になった9期がダンス、それにワイパーするワイパー氏、通るたびにワイパー氏にレスポンスする愛佳、普通のツアーならここで笑えるんだろうけど、いや、本当に良かったなって思いました。
実際、涙が出ました。
光井愛佳総決算、そんな感じでした。
あの公演、ワイパー氏と連番出来たことが、本当に幸せ、そう感じた瞬間でした。
新垣さんがステージで語ったメッセージ、えりぽんから逃げるとき、こっち向きに走ってきた、その笑顔ったら、もう忘れられない。
今回、この最前列でガキヲタとして一番印象的だったのは、『Never Forget』です。
新垣さんに因んで、というより、ガキヲタとして、の目線です。
新垣さんがこの曲を歌いだしたときね、私の頭の中ではもう『記念隊』のツアーが出てくるわけです。
あのツアーで、新垣さんがソロで歌ってたのが『Never Forget』だった訳で、もうなんというか、心が熱くて熱くて仕方ない。
記念隊のときも泣いて一緒に歌ってたのだけれど、今回ばかりはもう泣く訳にはいかない、とにかく一緒に歌うんだと、そう思ってね、歌ってたんだ。
もちろん泣かずに、とかはムリだったんだけど、一生懸命歌ってたんだよ。
で、ステージにメンバーが出てくるの。
私ね、ここらで涙腺決壊はしたんだ。
でも、歌えてた。
で、メンバーを見ようとしたんだけど、最初に目が合ったのがはるなんで、凄いなんか泣けてしまって、、、
で、そのとき思い出した、えりぽんは泣かないって言ってたな、アイツそんなコト言ってたな、とね、
どうせ泣くならえりぽんが泣くの我慢してるのを見てからでも良いよね、そのあとガキヲタ全開で泣いてやるって思って、えりぽんを見てみる、、、
生田大号泣やんwwwwwwwwwwwwwww
オレもう大号泣よwwwwwww
そんなことしてたらえりぽんに見られた、オレ恥ずかしくてもう、でも涙が止まろうとしないwwwww
えりぽんがさらに号泣、それ見てオレも号泣、という悪循環、、、でもそういうのがガキヲタだよね。
てかヲタよね。
えりぽんは、私の正式な推しとして、これからのモーニング娘。に対して私が背負ってもらいたいものを背負ってもらう人です。
だから、推しとしての視点はもちろんあるんだけれど、あの公演に於いては、同じガキヲタとして見てました。
えりぽんはガキヲタとしては下品な方だけど、こんな短期間でもガキヲタを満喫出来たんだろうから、それは幸せだったと思います。
ガキヲタとして、仲間として、とても良い人物だと思っています。
今回の公演では、戦利品もありました。
まず、銀テープ。
今回の公演は、私達以外の身近な身内はみんな上のほうでした。
なので、出来るだけ持ち帰りました。
黄緑と紫の銀テープにはそれぞれ、リストバンドに書かれているのと同じメッセージが入っています。
終演後、周囲のヲタでこれを沢山拾ったんですが、みんな言ってた『仲間に渡す』って。
みんなです。
そして、スタッフは最前列よりステージ側に落ちた銀テープの殆どを、こっち側に流してくれました。
最終的に、公演が終わって会場を出るとき、殆ど全ての銀テープがヲタに回収されてました。
もちろん、そうしたほうがヲタが持ち帰ってくれるから掃除も楽チンだろうけど、私は感謝しました。
ヲタ気質がそうさせてるんだけど、それだけじゃないなって思いました。
終わってから暫く、周りにいた何人かのヲタと話をしたんだけど、みんなの言葉の端々に『仲間』っていうワードが混じってるんだ。
これから、モーニング娘。の現場で会える人、会えない人、色々居るとは思うけれど、みんな仲間だなと、そう思いました。
そして、今回のツアーでも、『歩いてる』を歌うたびに、ずっと隣にいてくれたノリさんやおーばさんに対して思った、一人じゃないってね。
ごくごく身近な人、そうでない人、なかなか合えない人、もう会えない人、色々だけれど、モーニング娘。に出会えて、その現場でみんなに出会えて、一緒に沢山の時間を過ごせて、沢山じゃない時もあるけれど、一緒に時間を過ごせた仲間みんなは、私にとって大きな大きな宝物です。
新垣さんは、モーニング娘。に対して『好きから愛』になったと言ってましたが、私達もそうなんだろうね。
今もモーニング娘。に参加しようと思うみんな、みんなじゃないけれど、参加しようとする人は、私にとって今の大きな支えです。
色んな意見を交わしたり、時には問題やらもあったりするんだけど、そういうのは、些細だなと。
大分と時間が経過したけど、当然ながらガキヲタとして実感は沸いてません。
実感が沸くのは秋のツアー初日、初演ですね。
幸いなことに私はもう推しに困らないくらいモーニング娘。に推しが沢山居るので、ツアーを楽しむ準備は整っています。
でも、実感というのはまたそういうのとは別にあるもんです、きっと。
舞波の時と違って、卒業公演やツアーを消化出来なかった訳では無いし、その後についても大きな鬱要素は無いのですが、不安が無いってコトではない、けれど、とっても清々しいのは本当です。
武道館の会場を出るとき、最後にPAの後ろぐらいからステージに深く一礼したのですが、そのあと、あのステージを最後に眺めてたら、何でだか笑えてきた。
そのぐらいこの『ウルトラスマート』っていうツアーは楽しかったし、充実してたってコトでしょうね。
これから先も、私はモーニング娘。を優先的に応援して参ります。
モーニング娘。と、それをとりまくガヤガヤとした紳士的でもバカバカしい空気が大好きだから。