アセトン転写式プリント基板、エッチングの結果。

本日の残量体力全てを費やし、エッチングを終えました。
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結構成功。

パターンを転写した部分の拡大比較。

パターン転写後の図。
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エッチング後の図。
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エッジは結構あまい気がしますか、GNDパターンのハッチの格子模様がお綺麗です。

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1000番のスポンジやすりで磨いた状態。

大成功と言えます。

 

ちなみに、数日前にパターンを転写したパワーアンプの両面基板も本日エッチングを終えました。
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コチラの基板は厚さが0.6mmと薄いため、GNDのハッチの格子模様から裏面のパターンが透けて見えます。
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ちなみに、このパターンは数ヶ所失敗してますが、修正するためこれを完成としました。

正解の図。
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失敗の図。
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この失敗の原因は、用紙のレジンコート層を除去した後の加圧ミスにより発生したパターンの定着不足です。

全体的に定着不足の部分があった訳ではないのですが、致命的にパターンに現れたのがこの1箇所でした。

GNDパターンのハッチ部分には数ヶ所定着不足がありましたが、ここはマジックで補修しました。

転写に熱を使わず、道具へのダメージも低いアセトン転写式プリント基板は、レーザー刻印機導入が実現するまでは利用すると私は思います。

現時点で最もスマート且つ結果を出しやすい方法は恐らくレーザー刻印機でのレジスト生成でしょう。

 

以上。